リバウンド ストロークについて




  • リバウンドストロークとは、1G状態 から ジャッキアップし 0G状態 になったとき、タイヤが下方に伸びる量のことを言います。

    もちろん、スプリング/ダンパーも、1G状態 から伸びますので、図の b-a が、リバウンドストローク量となります。

    ※ サスペンションレバー比が、1:1の場合。



駆動輪において、リバウンドストロークが少ないと、トラクション性能が、大きく低下します。特に路面状態が良くないと、この症状は顕著となり、安定したトラクションをかけられなくなります。また、ブレーキング時、リア側のリバウンドストロークが少ないと、ブレーキが安定せず、リア駆動の場合は、シフトロック(シフトダウンによるリアタイヤのロック)症状が容易に発生し、クルマのバランスが大きく崩れることが考えられます。

なお、ストリートにおいては、歩道を横切るような状況にて、「タイヤの浮き上がり」状態が発生することもあります。

※ 適正なリバウンドストローク量は、車両によっても、使用環境によっても変化します。