LAP.2 適正なスプリングレート@ (全体的に、硬い?やわらかい?) |
では、今回から適正なスプリングレートにするためのお話を数回に分けて行いたいと思います。 まず、スプリングレートとは、そのスプリングの硬さ(反発力の強さ)を表していることはよ〜くご存知のはず。 では、ここでクイズを1問。 同じ車種で、下のスプリングを組んだクルマではどちらの方がハンドルを切ったとき、クルマはクイックに反応しますか? では、「なぜレスポンスが上がるのか?」ここがポイントです。 たとえば、右コーナーの場合、ステアリングを切る前まで左右均等にかかっていた荷重は、ステアリングを右に切ることで、左側へ移動しますよね。この移動した瞬間にクルマは反応して曲がり始めますので、この荷重が移動するスピードと、ステアリングレスポンスは、直結しているのです。 当然、スプリングレートがやわらかいと、荷重移動はゆっくりと行われますので、良く言えば"マイルド"な、悪く言えば"ダル"な動きとなり、反対に、スプリングレートが硬いと、速い荷重移動となりますので、良く言えば"クイック"な、悪く言えば、"ピーキー"な動きとなります。 この特性を利用して、今のスプリングレートが適正かどうか判断するのです。 スプリングレートの変更幅は、症状の大きさにより一概には言えませんが、おおよそ、10〜20%というのが、一般的です。 |
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