LAP.5 適正なスプリングレートB (クイズ タイヤのインチアップ編) |
前回までのコラムで、なんとな〜く、スプリングレートによるセットアップのこと、わかってきましたよね? 今回からは、スプリング以外のパーツを交換したときに発生する「クルマ全体のロール量(ロール剛性)の変化」について話をしましょう。 よりわかりやすくするために、クイズ形式にしましたので、よ〜く考えてくださいね。 では、問題です。 ある程度、スプリングレートのバランスが取れているクルマがあったとしましょう。 <正解はコチラ> 答えは、やわらかくなります。 タイヤのタテ剛性が上がると、同じスプリングでは全体的なロール剛性も上がりますので、硬く感じてしまうはずです。よって、今までのロール剛性でバランスしていたということは、スプリングはやわらかくなる方向だということです。 当然、レーシングカーでも、18インチから19インチに変更すれば、スプリングは、やわらかくなる方向になります。 タイヤも、サスペンションの一部だと理解していれば、カンタンですよね。この問題は。 よく、「インチアップしたらシッカリ感はあるけれど、乗り心地が悪い」って言ってる人がいますが、それは当たり前。ちゃんと、スプリングレートを変更して合わせてあげないといけない、というわけです。 あと、まったく余談ですが、扁平率が低くなると、タイヤのヨコ剛性が上がることから、キャンバー角も少なくてすむんですね〜。 |
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