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テクニカルメイト  西田 寛

 テクニカルメイト  046-297-0930

レートの選択肢とレートの安定性。だからこそ自身を持ってお薦めできます。

 厚木のテクニカルメイトと言えば、ポルシェ界では知らない者はいないほど。正規ディー ラーなみの規模を誇り、新車/中古車の販売からメンテナンス、板金、塗装まで、総勢 25名のスタッフがワンストップで社内対応し、さらに、日本全国どこにでも自社の輸送チ ームが動く体制を提供しているのである。

 建物内のふたつのショールームには、空冷/水冷の911はもちろん、ケイマン/ボクス ターからカイエン、パナメーラまで200台に迫るラインアップが常時展示されているから 予算やライフスタイルに合わせた一台をチョイスすることが可能となっている。
また、ユーザーを大切にすることでも定評があり、オープンなユーザーの談話室やクラ ブルームまでも用意し、約100名のクラブメンバーによるイベントが充実していることも、 昨今のポルシェディーラーには無い大きな魅力となっている。

 これだけの規模になると、ユーザーのポルシェライフも様々で、ノーマル派あり、ライトカ スタマイズ派あり、峠派からサーキット派まで、ほぼ全方位をカバーすることになる。特に 走り系ユーザーからのオーダーは、それ以外のユーザーにも大きな影響を及ぼすこと は想像できる通りだ。

 こうしたユーザーたちの昨今の傾向が足まわりの見直しだ。エンジンや吸排気をチュ ーンするのではなく、サスペンションシステムをリフレッシュすることでキビキビしたポルシ ェを仕上げるのである。
これは、エンジンなどのチューンを否定しているのではなく、ま ず土台となる足を固め、その後にエンジンをイジルも良し、ノーマルのままで良しという 選択を明確にしようと言うわけなのだ。

しかし、これだけのユーザーが自分の走り方やステージに合わせた足まわりを設定しよ うとするからには、それに応える裏付けが無くてはならない。

「ダンパーは、動きを調整することができます。タイヤは、そのサイズがおのずと規定さ れます。ホイールもブレーキも同様です。が、スプリングだけはそうはいきません。よって、 ユーザーの要求に応えられるレート選択が重要になってきます」

「この規模のオーナーズクラブですから、チューニングやカスタマイズに対する情報も 様々に共有されています。したがって、レートの安定性も欠かせない条件となります」

「レート選択の幅、レートの安定性、この2点からハイパコをお薦めしています。目の肥え たユーザーや走り系のユーザーにまず支持されたハイパコだからこそ、一般のユーザ ーも安心してお使いいただけるようです」

 こう話すのは、ご自身がレース活動をしていた西田氏だ。レース活動をしていた経験か らも説得的な評価を行うことで定評があると言われている。その彼が、好評化を行った ハイパコ。だからこそ、オーナーズクラブの情報網の中でも一切の異論が無いのである。

 
Brightning  嶋崎 剛

 ブライトニング  0467-70-9964

妥協のレベルと質を上げたサスセットは、分かりやすいスプリングから。

 ブライトニング嶋崎。あの名エンジンチューナー、ヨシムラから独立し、ポルシェ、ニッサ ンZ、ユーノスロードスターを中心に、速さと耐久性を求めるユーザーに支持されるファ クトリーである。特に、Zのチューンや、いまでは少なくなってしまったロードスターチュー ナー界では、名の知れた存在のひとりと言っても過言ではないだろう。また、スーパー GTなどのFIA公認レースにもメカニックとして参加。さらに、アイドラーズゲームスなど ガチ・バトルのクラブマンレースに自身がドライバーとしてエントリーし、その速さを見せ ている。元々走ることが好きだったのだが「自分自身がドライバーとして走ることで、 ユーザーが言わんとしていることが早く分かるし、セッティングを実感することができ る」と語る。

 この嶋崎が考えるサスペンションセッティングはグリップと乗り心地のバランスだと言う。
公道仕様とサーキット仕様を両立させる、突き詰めれば相反する要求をどのレベルで クロスさせるのかというのだ。
「走行条件も求める物も違うのですから妥協をせざるをえません。どのレベルの、どう いう妥協をするのかが問題なのではないでしょうか。サスペンションの意味がここにあ るのだと思います」

 いま、タイヤのグリップが向上したおかげもあって、タイヤグリップにのみ頼る傾向が あるサスペンションッセッティングが多くなって来ている。この風潮に対し嶋崎は、単にタ イヤグリップだけでなく、その力を引き出しきるセットを作りたいと考えるのである。その うえで、サーキットのタイムを求めるのか、一般道における走行に比重を置くのかだ。
「しかし、構造としてグリップが確保された足まわりは、公道においてもカラダへの負荷 が少なく、しなやかになっているように思います。こうしたサスペンションセットの基点に スプリングの力があるように思います」

 ある一定の条件においてパフォーマンスを発揮するスプリングではなく、全域で分か りやすく効果的なスプリングを求めたときハイパコが大いなる選択肢になる。
「スプリングの素直さがあってこそ、ダンパーの伸び/縮みの微妙なセットが可能となり、 高次元での妥協が可能となる」のだと続ける。

 世界のレースを転戦し、エンジンのみならずマシン設定の限界を経験し、また、自身も 走る中で確信して来たのが、こうした次元を超える融合と妥協だ。そのセットの基点を ハイパコが担っているのである。

 
MET'S SPEED  鞍貫良太

 MET'S SPEED  042-556-0502

箱から出して置いた瞬間に聞こえる音で出来の良さが分かる。

 メッツと言ってピンと来る方は、相当なレース通だ。簡単に概要説明を行うと、 代表の鞍貫達児氏の出身がTOM'S。あのトムス・スターレットなど、トムスを代表する レーシングカーを現場で支えていたメカニックなのである。
この鞍貫氏がメッツを興したのが1983年。以来、トヨタ車だけではなく対応していた のだが、いまではポルシェ専門ファクトリーとしてユーザーの要請に応えている。その 中には、ポルシェの競合がひしめくアイドラーズゲームスのスプリントや12時間耐久に 出場するユーザーもおり、その要求の厳しさと専門性に対応しているのだ。

 このメッツが評価しているスプリングがハイパコだ。
「箱から出して置くと、シャープな澄んだ音が聞こえる。手間がかかる冷間巻きをして いるためなのか、鋼材そのものが違うのか、良いパーツ特有のオーラのようなものを感 じます」と語るのは、代表の教えを継ぐ写真の良太氏だ。

「組み手の立場で言うと、1Gでも沈み込みが少ないので、ヘルパースプリングを使用し た時などの車高が決めやすいというメリットがあります。しかし、車高とスプリングの 関係など、足のセットにゴマカシがきかないスプリングだとも思います」
 いま、タイヤのグリップ力を選びやすくなったことで、走りに合わせた減衰など足ま わりの仕様変更の頻度が高くなっている。メッツでもそうしたユーザーが多いと言う。 この時、設定しやすいことはもちろん「沈み込んだ後半で指定スプリングレートとなる 製品に比べ、ハイパコはわずかなストロークで指定レートになるため組み手も乗り手も 分かりやすく、足のセットを詰めていきやすい」と言うのだ。

 エンジンがカムで決まるように、足まわりはアームとともにスプリングが基点となる。 したがって、揺らぐことが許されないパーツだと言い換えることができる。基点がしっ かりし、かつ、分かりやすいからこそ、効率的なセットアップが可能になるのである。 このクオリティを鞍貫氏は音で直感したのだろう。


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